小型風力発電所の投資メリット
なぜ今小型風力なのか?
電力の固定価格買取制度の開始時に、すでに多くの商品がラインナップされていた太陽光発電に対し、風力発電システムは、極端に大型の製品か、逆に非常に小さな製品しかラインナップされておらず、20kw未満という小型風力発電の定義の中で、高い投資効果が得られる製品がほとんどありませんでした。
また、太陽光発電が予想以上の盛況を見せたため、業者も投資家の方々も、風力には目もくれず、太陽光発電事業に奔走したのです。
しかし、太陽光発電の事業も落ち着きを見せ始めるとともに、固定価格買取制度に見合った20kwクラスの風力発電システムも多く製品化され、投資の準備が整ったと言えます。
今後は、太陽光の次の投資先を探す業者や投資家様も徐々に風力にシフトをし始めると考えられ、徐々に広がりを見せると予測されます。
小型風力の利回りは太陽光発電を凌駕する可能性も
小型風力は、風況によっては、産業用太陽光発電の40円物件を超える売電収入を得ることができる可能性を秘めています。
具体的には、6.0m/秒で太陽光の32円案件、6.5m/秒で太陽光の36円案件、7.0m/秒で太陽光の40円案件と同等の利回りが実現できます。
つまり、風況がこれを超える場合は、再生可能エネルギー史上、未知の領域であると言えます。
売電単価が下がる前に投資を
電力の固定価格買取制度(FIT)により、爆発的な伸びを見せた太陽光発電の売電価格は、年々減額されておりますが、減額されるにつれて、小型風力や、バイオマス、水力など、太陽光以外の再生可能エネルギーの可能性に着目される機会が増えました。
再生可能エネルギーのイベントなどでも、風力発電のブースの面積が、以前より大幅に広くなったり、その注目度の高さは様々な場面で肌で感じることができます。
今後、小型風力の普及が進めば、当然のように買取価格が減額されていくことが予測されます。
また、太陽光の時もそうであったように、風況の良い土地は、早い者勝ちで、どんどん少なくなっていくと考えられます。